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#いきもの 「アオウミガメのまさむね」

  • 2026年 8月 26日 水曜日
  • #いきもの

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名古屋シーライフ水族館では、2019年から高知県室戸市内のむろと廃校水族館と共同でアオウミガメのレスキュー活動を行ってきました。室戸沖では、時に弱ったアオウミガメが漁網にかかってしまうことがあり、その中には治療が必要なものも少なくありません。これまで4頭のアオウミガメを保護し、療養期間を経てふたたび高知県の豊かな海に還してきました。

2026年4月29日、室戸沖の定置網に一頭の若いアオウミガメが迷入し保護されました。左眼が欠損し、また頸部にもケガが見られたため療養が必要と考え、5月11日に名古屋シーライフ水族館まで輸送を敢行いたしました。名古屋港水族館の協力のもとレントゲン検査を実施したところ、先天的に左眼が失われていることが判明し、また消化管内に多くの未消化物が詰まっていることもわかりました。

療養期間中に、便とともにプラスチック片や発泡スチロールが排泄され、ほぼ同時期にエサを食べはじめ体調が回復していきました。永らくエサをとれていなかったのかもしれません。

5月23日の「世界カメの日」にあわせて名前を募集した結果、右目を失ってもなお武勲を轟かせた伊達政宗公にちなみ「まさむね」と名付けられました。元気になった「まさむね」は、水族館の大水槽では、左回りで回遊することが多く、右目で周囲を警戒しながら生活をしてきたことがうかがわれました。

先天的にハンディキャップを負った個体が野生で生き延びることは困難ではありますが、これまで培ってきた生存本能が残っているうちに野生復帰させるべく、8月22日に室戸市内の砂浜から放流を行いました。

3園館が力を合わせて命をつないだアオウミガメの「まさむね」は、波間に泳ぎだしたのち、呼吸とともに何度かこちらを振り返るようなしぐさを見せてくれました。「まさむね」の新たな門出が前途洋洋であることを一同願っています。

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